
■ はじめに
卒婚を選択する場合でも、夫婦としての歴史や絆は大切にしたいもの。関係を完全に断ち切るわけではないからこそ、円満な卒婚のためには事前の話し合いや準備が欠かせません。ここでは、卒婚前にチェックしておきたい3つのステップを紹介します。
■ 1. コミュニケーションを再確認する
- お互いの思いを言葉にする
「これからの人生をどう過ごしたいか」「どんな生活スタイルを望むか」などを具体的に話し合い、双方が納得する着地点を探りましょう。 - 感謝の気持ちを伝える
長年連れ添っているからこそ、改まった形で感謝を伝える機会は減りがち。卒婚を考える前に、一度感謝や思いを素直に伝えてみると、今後の関係もスムーズになります。
■ 2. 経済面の整理
- 生活費の分担や管理方法
卒婚後、別々の家で暮らす場合には家賃や光熱費など、さまざまな支出が増えます。どのように費用負担を分担するかを明確にしましょう。 - 年金や保険の取り扱い
法的には夫婦のままなら、年金や保険の受取人設定などは現状維持が多いかもしれません。それでも万が一の事態を考えて、契約内容を確認しておきましょう。
■ 3. 新たなルールづくり
- 連絡や面会の頻度
完全に連絡を断つのではなく、定期的に連絡を取り合うなど、今後の付き合い方を決めておくと安心です。 - トラブルを回避するための取り決め
財産分与など大きな問題はもちろん、細かいルールも決めておくと後々揉めにくくなります。
■ 4. まとめ
卒婚は、夫婦関係の新しい形を築く一つの手段です。しかしながら、どんな形であれ、お互いが納得した上で進めることが重要となります。後悔のない決断をするためにも、卒婚前のステップを丁寧に踏んで、夫婦の関係性をじっくり見直してみてください。